メイン画像

ワークショップ開催にあたって

日本をはじめ世界各国の若者が、国籍・ジャンル・企業・学校の粋を超えて集う、日本で唯一、世界でも類を見ない創造的・国際的な催しとして、国内外の注目を集める国際若手デザイナーワークショップ。狭義のデザインという概念を越え、DESIGN FOR SOCIAL INNOVATIONSを核にグローバルな視点で捉えた社会の課題や新たな目標に果敢に挑戦する若者の人材育成を図ってきました。過去8年間の参加者は48ヶ国・350人を越え、当時は学生や駆け出しのデザイナーだった若者も、現在各方面で顕著な活躍を見せ始めています。

2008年10月に名古屋市は、ユネスコ・クリエイティブ・シティーズ・ネットワーク(※)への加盟が認定されましたが、その第1号事業となる今回は、同じく認定を受けている深圳(中国)、サンタフェ(米)、アスワン(エジプト)からも参加者を迎えます。

今年は、「デザインDNAでルーツを探る」をテーマに、文化の多様性や名古屋のルーツ(アイデンティティ)が持つ魅力を、どのように創出するかを念頭に、国内外の若手デザイナーや学生が、名古屋の個性を再解釈、再定義し、名古屋文化を反映させた、新たな “なごや土産” 、“ナゴヤ印”を提案致します。このワークショップを通じて、若いデザイナーたちに、伝統について再吟味する機会を提供することで、彼らが新たな境地を拓き、強固なアイデンティティを見出すことが出来るのではないかと期待しています。そして、自国の文化を大切にし、かつ普遍的なメッセージを発信できる次世代の成長していく姿を、見届けることができれば幸いです。

キュー・リーメイ・ジュリア
国際デザインセンター・海外ネットワークディレクター

※ユネスコ「クリエイティブ・シティズ・ネットワーク」制度
このネットワークは、創造的・文化的な産業の育成、強化によって、都市の活性化を目指す世界の各都市に対し、文化の多様性の保護を重視しているユネスコが、国際的な連携・相互交流を支援するもので、平成16年(2004年)に創設されたもの。 デザインをはじめ、文学、映画、音楽、クラフト&フォークアート、メディアアート、食文化の7分野があり、名古屋市と同じデザイン分野において、神戸市も同時に加盟認定されたことにより、現在、14都市が認定されている。

Δback to top

公開プレゼンテーション

プレゼンテーション

概要

公開プレゼンテーション見にきてみませんか?

地元に密着した文化性をいかに演出し高めていくか。国内外の若手デザイナーや学生が、名古屋の個性を再解釈、再定義し、名古屋文化を反映させた、新たななごや土産、ナゴヤ印を提案します。

日時・スケジュール

日時 2008年12月6日(土)14:00~18:00
参加費 参加無料
会場 国際デザインセンター・エクセルルーム
〒460-0008 名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパーク・デザインセンタービル6階[map]
登録方法 登録は終了いたしました。

※プログラムは事前の告知なく変更される場合があります。

Δback to top

ユネスコからのメッセージ

始めに、先端デザイン分野における斬新な取り組みの場を提供する国際若手デザイナーワークショップを開催し、芸術的創造力のある若い人材育成に傾注される名古屋市のご努力に心からの敬意を表します。また、去る10月16日付けで、ユネスコ事務局長松浦晃一郎から「ユネスコ・デザイン都市」加盟の認定を受けられたことについても心よりお喜び申し上げます。

このワークショップは、世界有数のデザイン都市として名古屋市が開催する初の国際的行事ではありませんが、「ユネスコ創造都市」のメンバーとしての初行事という点で、大変意義深いものです。特に、ユネスコは、名古屋市がサステナブルなデザイン文化を育み、異分野を横断したクリエイティブなコミュニティづくりに励まれていることを評価しています。世界各地の若手デザイナーや学生の参加を得るワークショップは、多様性に富む創造的な環境の実現に向けた市の更なる献身への決意の表われであり、今日の多文化社会において、胸襟を開いた対話を行うためにデザインが果たす優れた役割を社会に明示するものでもあります。

ユネスコと名古屋市との協力関係が生まれたのは、ごく最近のことですが、ユネスコが1985年に起ち上げた国際デザインコンペ「DESIGN21」では、日本のデザイン界との連携を通して、若いクリエーター同士が、文化交流を行い、意見や価値観を分かち合っています。これは、特にユネスコが関心を寄せる課題です。なぜならば、お互いを尊敬し合う健やかな環境や平和という文化の構築に、芸術や創造力が測り知れないほど大きく貢献することが既に立証されているからです。

ユネスコは、文化の多様性、異文化間の対話、そして、人間味のある創造力を育むために、ホリスティック(包括的)なビジョンの交換にたゆまぬ努力を払ってきました。それ故、この行事の主催者の方々を含め、異文化交流から生まれるユニークな芸術的価値と実践の素晴らしい力を実感できる貴重な機会を提供して下さった皆様方に心からの拍手を送ります。

ジョージ・プサン
ユネスコ本部クリエイティブ産業部長

Δback to top

名古屋市からのメッセージ

名古屋市のユネスコ・クリエイティブ・シティ認定後の第1号事業となるこのワークショップは、国境という垣根を越えた人材育成と交流を通じて、ユネスコが目指す文化多様性の保護とクリエイティブ産業の活性化のための都市間連携の強化に貢献するものです。このワークショップでは、参加者同士の交流に 加え、名古屋の街に出かけて市民と直接対話することによって、現在、社会が抱える課題に対してグローバルな視点から解決策を探していきます。そしてこの成果を、多様な文化と共存できる持続可能な社会の実現に繋げていきたいと考えております。

名古屋市

Δback to top

開催概要

趣旨

内外の次世代を担う若いデザイナーたちを対象に開くデザインの国際ワークショップ。およそ1週間、国籍・ジャ ンル・企業・学際の枠を超えてデザイン提案を行うことを通して、若手クリエーターの能力向上、国際的視野の拡大新しいことに果敢に挑戦する若者の人材育成、将来にわたるネットワーク構築を図るもの。2000年度より年に1回開催。名古屋市のユネスコ・クリエイティブ・シティーズ・ネットワーク認定後第1号事業となる今回は、同じく認定を受けているサンタフェ(アメリカ)、アスワン(エジプト)と候補都市・深圳(中国)からも参加者を迎え、開催。

名称

ユネスコ・クリエイティブ・シティーズ・ネットワーク事業
国際若手デザイナーワークショップ2008
テーマ 「デザインDNAでルーツを探る」

期間

2008年12月1日(月)~6日(土)

ワークショップの形態

5つのグループに分かれ、それぞれのチームでフィールドワークを行い、最終日に課題に対するデザイン提案を発表する。

テーマ

デザインDNAでルーツを探る

スケジュール

12月1日(月) 自国・地域の文化、伝統について紹介
12月2日(火)~3日(水) 名古屋市内で実地調査
12月4日(木)~5日(金) 提案内容を整理
12月6日(土) チーム・プレゼンテーション

参加者

国際コンペティション「名古屋デザインDO!2008」入賞者。ユネスコ・クリエイティブ・シティーズ・ネットワーク加盟都市(サンタフェ、アスワン、深圳)代表者。名古屋ユネスコ協会青年部。9ヵ国・地域 (日本、アメリカ、エジプト、オーストラリア、韓国、台湾、中国、南アフリカ、リトアニア)15大学(名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、愛知県立芸術大学、愛知産業大学、名古屋芸術大学、名古屋学芸大学、名古屋造形大学、南山大学、大同工業大学、武蔵野美術大学、韓国・ソウル大学、南アフリカ・ステレンボック大学、南アフリカ・プレトリア大学、オーストラリア・モナシュ大学)の学生、若手デザイナー

主催

国際若手デザイナーワークショップ開催委員会 (名古屋市・(株)国際デザインセンター)

企画・プロデュース

キュー・リーメイ・ジュリヤ/国際デザインセンター・海外ネットワークディレクター

問い合わせ

  • 国際若手デザイナーワークショップ開催委員会
  • 国際デザインセンター・事業部内
  • Tel:052-265-2105
  • Fax:052-265-2107
  • 問い合わせフォーム

Δback to top

プレスリリース

Press release(PDF)

Δback to top